日本三大祭りの一つ 青森ねぶた祭とは、日本三大祭りの一つであり、多くの方が一度は見てみたいと思っている祭りですよね。
青森ねぶた祭について、基本情報や魅力、楽しみ方についてご紹介いたします。
青森ねぶた祭は、国の重要無形民俗文化財に指定されている有名なお祭りです。
魅力的な「ねぶた」と呼ばれる山車と共に、踊り子のハネトたちが盛り上げる様子が特に人気です。
彼らは「ラッセラー、ラッセラー」という掛け声をかけながら踊る姿が迫力満点で、見る人々を魅了します。
青森ねぶた祭の由来ですが、七夕祭りの灯籠流しと言われていますが、実のところ具体的な起源は明らかではありません。
ただ、奈良時代に中国から伝わった「七夕祭」と、津軽地方の習俗や精霊送りなどの行事が融合し、時代と共に変化していったのでは・・・と考えられています。
本来は7月7日の夜に行われる灯籠流しと一緒に、災いを払い、無病息災を祈る行事であり、「ねぶた」という名称は、この灯籠がその名残として引き継がれた結果、生まれました。
また。「ねぶた」の語源は「眠り」であり、睡魔を払い去る「眠り流し」という意味も含まれているとも、言われています。
青森ねぶた祭は、毎年8月2日から7日までの期間に開催されます。
また最終日である8月7日は、ねぶたの海上運行が行われます。
具体的な運行コースは、通常は青森駅周辺の新町から市役所前までとなっていますが、毎年公式サイトで発表されるため、事前に確認することが重要です。
また、個人や団体向けには有料の観覧席(指定席)が販売されており、車いすの利用者には、車いす専用席(介添えの方は、別途有料観覧席が必要)も設けられています。
観覧場所は、運行コース周辺の国道や歩道になります。
国道になりますから、時間帯によって交通規制が入る場合があるため注意が必要です。
青森ねぶた祭りでは、新町・本町通り、平和公園通り、八甲通りといった、歩道で行われます。
有料の観覧席や商店街組合が利用する場所を除いては、自由に観覧することができます。
とは言え、たくさんの観光者たちでごった返しになります。(有料の観覧席も良いですね。)
さて、そんな青森への主な交通手段ですが、メインは飛行機か新幹線になります。
もし、早さを重視するのであれば、飛行機がおすすめです。
飛行機の場合、東京~青森空港までは約1時間20分、大阪からは約1時間25分で到着することができます。
青森空港からJR青森駅までは車で約25分(バスで約40分)となります。
新幹線の場合ですが、東京駅から東北新幹線を利用して、新青森駅まで直通で約3時間15分かかります。
逆に、北海道から青森に来る場合ですが、北海道新幹線を利用して新函館北斗駅から新青森駅までで約1時間です。
そして、新青森駅からJR青森駅までは、JR奥羽本線で約6分の距離となります。
ちなみに最近、JR青森駅の風景が変わりましたね。昔の趣きが薄れてしまいました。
このJR青森駅から徒歩1分のところに、青森市文化観光交流施設「ねぶたの家 ワ・ラッセ」があります。ここで、「青森ねぶた祭」の歴史や魅力を体感することができます。
1階の「ねぶたミュージアム・ねぶたホール」では、実際にねぶた祭りで使用された大型ねぶたが常設展示されています。このねぶたのスケールが凄いんですよ!皆、手作りですからね。
また、2階では「青森ねぶた祭」の歴史を紹介しており、ねぶたの作風や題材の変遷、制作技術などについて学ぶこともできます。
施設内には、青森港を眺めながら食事ができるレストランや、青森の名産品を購入できるショップもあります。
ねぶたと一緒にお祭りを盛り上げる踊り子である「ハネト」に参加することもできます。
ハネトとは、「跳人」という漢字で書かれるように、掛け声の「ラッセラー」をかけながら、飛び跳ねて踊る役割を持ちます。
ハネトの衣装を着ていれば、事前の申し込みが不要で、誰でも参加することができます。衣装がなくてもハネトの衣装は購入やレンタルが可能であり、公式サイトで購入やレンタル・着付けができるお店が紹介されていますヨ!!
お祭りの演者として参加するチャンスがあるんです。実際にハネトとしてお祭りに参加することで、より素敵な思い出を作ることができるでしょう。
最終日である8月7日の夜には、ねぶたが海上を運行するイベントがあります。
この海上運行は、この祭りの由来となる七夕祭りで行われる灯籠流しを思わせるものです。
さらに、青森花火大会も同時に開催され、祭りは見事なクライマックスを迎えます。
海上に浮かぶ美しいねぶたと、約1万1千発もの花火とのコラボレーションは、まさに一見の価値があります。
この感動的なフィナーレも、必ず見逃せません。