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観光社会学 2.0



観光社会学 2.0
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グローバル化にともなう世界的な観光の拡大は、私たちの日常の社会や文化も大きく変えてゆく。旧版から10余年を経て、観光と現代社会との関係についてさらに深く探求する。 まえがきーー観光における選択と排除について 目次 序 章 脱組織化資本主義社会における観光の役割  1 はじめに  2 観光社会学の視点  3 「資本主義」の変容と「観光のまなざし」  4 グローバル化と移動論  5 本書の構成 第1章 「観光社会学」の対象と視点ーーリフレクシヴな「観光社会学」へ  1 はじめに  2 「観光社会学」の対象  3 観光のオーセンティシティをめぐる視点  4 視点の社会的編成ーーリフレクシヴな「観光社会学」へ 第2章 観光の近代と現代ーー観光というイデオロギーの生成と変容  1 はじめに  2 観光の欲望の歴史性と汎時性  3 近代と観光の欲望の社会的組織化  4 近代観光の性格と聖なるものの枯渇  5 個人化の進展と観光の変容  6 ポストモダン文化と観光  7 むすびにかえて 第3章 神戸の観光空間にひそむ「風景の政治学」  1 神戸の観光空間  2 メディアにおける神戸の観光空間の表象  3 観光空間としての神戸の構築  4 ミナト神戸の生成  5 風景の政治学ーー反転したオリエンタリズム 第4章 日本人の海外旅行パターンの変容ーーハワイにおける日本人観光の創造と展開  1 はじめに  2 日本人のハワイ観光創造期  3 ハワイ映画と観光旅行解禁前のハワイ・イメージ  4 海外観光旅行の解禁後のハワイ旅行ブーム  5 観光の大量生産、消費体制の確立  6 大量生産、消費体制の成熟と観光の個人化の始まり  7 観光の多品種、少量生産の時代へ  8 おわりに 第5章 パフォーマティヴなダークツーリズムの可能性ーー「パフォーマティヴィティ」概念に関する批判的な検討を通じて  1 はじめに  2 ダークツーリズムの分類  3 社会的に構築される「ダークネス」  4 “死”や“苦しみ”に対するまなざしの暴力性と商品化  5 パフォーマティヴなダークツーリズム  6 むすびにかえてーー平和の記憶を紡ぐ媒体(メディア)への可能性 第6章 田園観光と「ロマン主義的まなざし」--由布院地区調査から見た観光客と地元業者の「まなざし」  1 はじめに  2 「開発」反対運動とロマン主義的イメージづくり  3 調査から見た由布院  4 地元観光業関係者に対するインタビュー調査  5 おわりに (補節)調査から一二年の月日が過ぎ 第7章 ツーリズム・モビリティーズ研究の意義と論点  1 はじめに  2 モビリティーズの時代  3 人文・社会科学の「移動論的転回(mobility turn)」へ  4 ツーリズム・モビリティーズ研究の意義  5 ツーリズム・モビリティーズ研究における近年の論点  6 おわりに おわりにーー境界(ボーダー)をめぐる「両義性の社会学」へ

著者名: 須藤廣/遠藤英樹
出版社名: 福村出版
ISBNコード: 9784571410611
発売日: 2018年06月06日頃
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2025年1月10日


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